いきなり結果から言っちゃいます!農薬をとるにはホタテの粉が一番いいです!!
ももぞうが中国の広州へ行くとき(2015年)、中国の食べ物が心配でした。
特に心配だったのが、野菜の農薬です。
当時の中国から送られてきた食べ物は、既定の10倍以上の農薬を使用した野菜が日本に輸入されていたとか、冷凍食品に異物が混入していたニュースが話題になっていました。
そんな中国の野菜に使った農薬をとる洗剤の体験談を、具体的な視点でお伝えします。
この記事を最後まで読むと、野菜についた農薬を食べて大丈夫なのかな心配になる不安が解決できます!安全な野菜を安心して食べましょう!!
広州の野菜に農薬をとる洗剤を使った体験談
中国の広州で買った野菜に農薬除去の洗剤を使っていました。
農薬除去の洗剤と言うと化学薬品をイメージするかもしれませんが、すべて日本産の天然素材のホタテの貝殻でできています。
ホタテの貝殻を超微細に砕いた粉を水に溶かしてから、野菜を浸して使います。
大量に農薬が取れました!これで安心!!
ホタテの貝殻の粉はどうやって使うの?
ホタテの貝殻の粉は、小さなお子さんが準備できるくらい簡単です。
お水をボールに入れてねとか、ホタテの粉をお水に入れたり、お子さんと一緒に作業できます。
天然素材のホタテなので、素手で触っても全く問題はありません。
①容器に野菜を浸す
ホタテの粉が入った水が完成したら、その水の中に野菜を浸します。
野菜を浸すときのポイントはふたつあります。
一つ目、野菜によっては軽くて表面に浮いてきてしまうのを解決するには重しです。
野菜が浮いちゃうときは、野菜に重しをのせましょう。
ボウルより少し小さい鍋を使うと、野菜をバッチリ浸すことができます!
上から重しをのせるとホタテの水にしっかりと沈み、ももぞうはボウルより一回り小さいスチール製の手鍋を野菜の上に載せていました。
二つ目は、ホタテの水は野菜の表面から汚れを落とします。
キャベツやレタスは一枚一枚むいた方がよく取れます。
とりたい部分が水に浸るようにしましょう。
②5~10分浸して待ちます
ホタテの粉の水に5~10分野菜を浸します。
暫く待っていると表面に油膜がでてきたり、水の中に白い粉が沈殿していきます。
野菜によって効果がでるタイミングが違います。
油膜が貼ったり、白い粉が沈殿したり、ホタテの粉の成果が変わります。
野菜によって効果がでてくるタイミングが違ってきて、トマトは入れた瞬間から油膜がみえますし、ジャガイモは時間がかかりました。
そして、一度油が浮いたり、白い粉が沈殿したホタテの水に追加で野菜を入れると、ほとんど効果が発生しません。
一度作った水だからもったいないと思いがちですが(自分がまさにそうなのですがw)諦めて捨てましょう。
新しく作ったホタテの水に野菜を入れると段違いに農薬が取れます。
③流水でホタテの水を流します
ホタテの水につかっている野菜を取り上げるときに、表面に浮き出てきた油膜がついたり、ボウルの下に沈殿した白い粉を巻き上げて野菜についてしまいます。
水道の流水でしっかり30秒ほど洗い流しましょう。野菜の角度を変えてホタテの水が全て流れるようにするといいです。
万が一粉が残ってしまっても、すべて天然成分のホタテの粉なので、口に入れても害がないことは安心できますね。
洗い流したら作業はすべて終了!とっても簡単です。
農薬をとる洗剤のメリット
ホタテの貝殻の粉を使うと3つのメリットがあります!
①野菜の表面の農薬がとれる
ホタテの貝殻の粉を使うと、水の表面に油膜が貼って汚れが浮きでたり、白い粉が水の中に落ちて沈んでいきます。
農薬、ワックス、微細なゴミが落ちていった証拠です。
どれくらい効果があるか青森県の環境保健センターが2003年に試験を行っています。
抗菌活性があるとされているホタテ貝殻焼成粉末水溶液について2003年に試験をしました。具体的に調べた項目は以下の2つです。
青森県環境保健センター研究報告
・細菌発育抑制要因について
→大腸菌
→黄色ブドウ球菌
→枯草菌(芽胞型)
の発育
・ホルムアルデヒド吸着・分解作用について
http://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/kankyo/kankyosenta/files/No13_2002(H14).pdf
また、ホタテの水に入れた後の野菜を触るとヌルヌルしません!
リンゴを持っても滑りません!キュッキュッとします!
②野菜が美味しくなる!
ホタテの水に入れた後のお野菜は、入れる前よりもシャキッとして、味も美味しく感じられます!
野菜自体の甘みを感じられて、えぐみや苦みが少なくなっています。
※作業をした気分から美味しく感じるのかもしれませんw
③野菜菌の繁殖を抑えて長持ちする
青森県の研究結果にあるように、菌の繁殖を抑えるため野菜が長持ちします。
通常なら3日でしなったり、干からびたりする野菜が1週間持つと販売元はうたっています。
ですがすみません!ももぞう自体が長持ちを感じたことはありませんでした。
ホタテの水に入れた後にすぐ料理に使うことが多くて長期保存をあまりしませんでした。それと、広州のお野菜は結構すぐに傷みます。
広州の野菜は、輸送期間が長かったり、保管環境が常温だったりして元々保存があまり効かないのかもしれません。冷蔵庫の性能がう~んと感じることも多いです。
農薬をとる洗剤のデメリット
ホタテの貝殻の粉を使うときにふたつのデメリットが考えられます。
①作業に時間がかかる
ホタテの水を使うと時間がかかります。
これは素直に毎回思います!
我が家は基本自炊で野菜が好きです。1食の夕飯を作るときに数種類の野菜を使います。
家で持っているボウルの大きさだと、カレーの日は3回に分けて浸していました。
一回10分を3回やると浸すだけで30分かかって、野菜をホタテの水から出した後に流水で洗うと結局40分~50分かかります。
料理を始める準備段階で40分以上かかるのは正直大変です。かと言ってそんなに大きいボウルを買うのは邪魔です。
②浸透している農薬には効果がないかも
ホタテの粉は、農薬除去にあまり効果がないかもと言われています。
最近使われている農薬は野菜の中に浸透していて、表面についている農薬ばかりではないので使っても意味がないという意見です。
水の表面に浮くのは野菜の成分で農薬ではないという話もあります。
野菜の中に浸透している農薬は確かにあります。そして除去するのは難しいかもしれません。
農薬除去のホタテの粉を使う理由
効果がないという話を初めて聞いたときは、ホタテの粉を使うか迷いましたが、結局広州にいる間はずっと使っていました。
色々理由はあるけれど、一番は子どもでした。
当時、離乳食真っただ中の1歳の小さな子どもがいたので、少しでも農薬やワックスを取り除ければと考えました。
例え中側の農薬が取れなくたって、表面で取れるものだけでもできることはやっておきたい!
そして、ホタテの粉を使ったからといって悪いことは何もない!
そんな考えで使い続けていました。
日本の野菜に農薬をとる洗剤を使ってみた体験談
広州で使っていたホタテの粉を追加で買うために、日本に帰国した際に購入して、日本の野菜でも使ってみました。
でた~~~!!
ホタテの水の表面に油膜が貼って、白い粉の沈殿がありました。
日本は世界第3位の農薬大国
日本は使用する農薬が決まっていて管理がしっかりしています。体に残る農薬の残量は十分健康を維持できる量が規定されています。
ですが、中国の農薬を調べ始めて知った日本の農薬の多さに驚きました。日本は世界で第3位の農薬使用国です。
アメリカや欧州の何倍もの農薬が許可されています。日本の基準が世界よりも緩くて驚きました。
農林水産省のホームページに書いてある内容です。
我が国におけるコメ、青果物、茶で使用可能な農薬成分の残留基準値が輸出先国・地域と日本とで異なることから、日本の基準値を満たしていても輸出先国・地域の基準値を満たせずに輸出できない場合があります。
コメ、青果物、茶の輸出における残留農薬に関する課題に対して、輸出先国・地域の基準値も踏まえた防除暦等を使用した生産を促進するとともに、輸出先国・地域の残留農薬基準(インポートトレランス)が設定されるよう、輸出先国・地域の当局への申請に必要な各種試験を実施していくこととしています。
農林水産省ホームページ
日本の基準は安全だと言われているし農家さんもきちんと守っています。けれど、少し不安になりました。
農薬をとる洗剤を使った体験談のまとめ
農薬をとる洗剤を使った体験談を一言で言うと、中国でも日本でも農薬が使われていて、ホタテの粉で野菜を洗うと安心感が増すとわかりました!
もちろん、野菜の全部の農薬がとれるわけじゃありません。それでも取れるものはとっておきたい。
ホタテの粉は農薬、ワックス、ゴミをとる他に、不安な材料が少しでも取れたという安心感が得られます。
少し怖い話になってしまったかもしれません。でも毎日食べる野菜はきり離すことができない内容です。
日本の野菜だからって安心はできません。ホタテの粉の水につけた結果は広州の野菜と一緒です。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。最後までお読みくださりありがとうございました!
コメント