広州特有の【テーブルマナー5点】知ってるとプチ自慢できる!

広州の飲茶屋の点心の小籠包の背景に筆者がテーブルマナーの説明をしている
ももぞう
ももぞう

広州で知っていると少し自慢できる食事のテーブルマナーをご紹介します!

ぴるち
ぴるち

簡単にできんのか?オレが広州通になれるっちか?

ももぞう
ももぞう

「自分、広州に詳しいですから(。-`ω-)キリ」的な風を吹かせられます😁

こんな人におすすめ


・広州特有の食事の習慣に興味がある人

・広州のテーブルマナーを知りたい人
 

この記事にかいてあること


広州特有のテーブルマナーを具体的に紹介

①広州の食器セットの洗い方

②広州のお皿の使い方

③広州でお茶を入れてもらう行為とお礼の作法

④広州のレストランの持ち込み事情

⑤広州の残った料理の扱い方
 

を詳しく書いてます。食器を洗うってどういうことだろ??(ΦωΦ)フフフ…

 

広州の食器セットの洗い方

広州の飲茶の食器セット
1名分の食器のセット

ズバリ!広州では食事前に食器を洗います!

パッと聞くとどういうことだろうと頭をひねりますよね?それは、

飲茶屋さんなどのレストランにいくと一人ずつ食器がセットされています。平皿、お椀皿、湯のみ,箸(レンゲ)の4つが多いです。その食器たちは見た目は十分綺麗で、そのまま使用できそうです。

ですが、昔は食器具があまり清潔ではなかったので、自ら熱湯で洗う習慣ができ、広州では食器を洗う習慣が今も続いています。

8割方の飲茶屋さんで食器を洗うので広州にいくなら覚えておいて損はありません!

 

食器の洗い方

dish
お皿の種類

食器の洗い方の前に、食器を洗うためにはお茶(お湯)が必要です。

レストランでは最初にお茶を注文します。店員さんがお茶の準備をして持ってきたら、その一杯目を食器洗いに使います。お湯の場合もあります。

洗ったお茶を捨てるボウルを持ってきてくれるので、大きめのボウルが運ばれてきたら洗うんだなという認識でも問題ありません。

洗い方の手順は特に決まっていないのですが、下記の順番にやると洗いやすいです。中国人のお友達がやっていた手順です。

食器を洗う手順


■湯のみ、箸、お椀皿、平皿を洗う手順

順番は最初が湯のみ、次に箸やレンゲ、次にお椀皿、最後が平皿です。

①湯のみ(マグカップ)にお茶を入れる

②片手に箸を持ち、お椀皿の上で箸の口を付ける部分~半分位に湯のみに入っているお茶をかける
 スプーンやレンゲがあったら同じようにお茶をかける

③お椀皿の中に入ったお茶を、そのまま回してお椀皿を洗う

④お椀皿のお茶を平皿に流して、平皿を少し回して全体的に洗う

⑤平皿を洗ったお茶はボウルに捨てる

ざっくりイメージは徐々に大きいお皿にお茶を入れ替えてく感じです。
 

中国の北京からスライドしてきた日本人のお友達が、北京で飲茶屋さんに行っても食器を洗ったことはなかったそうで手順を知りませんでした。広東、広州の南の方だけの習慣です。

これがスムーズにできると広州の達人も同然です!

ももぞう
ももぞう

最近は食器が綺麗なので、洗わずにそのまま食器を使うレストランが増えています。

 

広州のお皿の使い方

お椀皿、平皿、湯呑み、箸、レンゲに説明用に番号を付けている
お椀皿、平皿、湯呑み、箸、レンゲ

広州のお皿の使い方は独特です。

飲茶屋さんでは一人分の食器セットに、湯のみ、箸、お椀皿、平皿が置かれています。レンゲやスプーンがあったり、平皿がもう一枚あったりもしますが、基本は4つです。

日本だと、お椀皿にはスープ類をよそり、平皿には取り分けた料理をよそる取り皿に使うことが多いですが、広州はお皿の使い方が日本と違います。

広州の方はお椀皿を平皿の上に重ねます。写真の④の平皿に③のお椀皿を乗せます。①の湯のみ(ティカップ)はテーブルの上です。

そしてお椀皿だけを取り皿として使い、平皿には料理をよそいません。

平皿は食べ終わった骨や皮、ティッシュなどのごみを置きます。

なので、お椀皿はスープ、チャーハン、点心など、全ての料理をこのお皿によそって食べます。平皿はあくまでごみ入れとして使い、お椀皿だけを利用すると広州人ぽい食べ方になります!!

なのですが、、、

実際にお椀皿だけで食べてみると、一つの料理を全て食べ終わってからしか次の料理をよそれず、大変不便です!

よそったスープを飲み干してからじゃないとチャーハンや点心がとれません。食べにくいったらありゃしない。

ということで

ももぞう
ももぞう

ももぞうは平皿も取り皿として使用しています!

ぴるち
ぴるち

オレも便利なほうがいいな!広州の人スゲーっち!

お椀皿に、スープ、お粥などの米、麺類をよそり、平皿には数種類の点心や野菜炒めなどの一品料理をよそります。

この『ザ・日本』の使い方は、お皿が2枚使えるので正直便利で食べやすい!!

お皿一枚だけを使う広州の作法を知ったばかりの頃は真似してお皿一枚だけで食べていたのですが、いつまでたっても慣れませんでした。

なのでしばらくしたらお皿を2枚使うようになりました。

広州の方は、お皿を重ねようが、別々にして両方のお皿を使おうが、どんな使い方をしても全く気にしません。何も言われることはないし、注目されることもありません。

なので好きに食べて大丈夫です!

ももぞう
ももぞう

食べやすい方法で食事を楽しみましょー!

ぴるち
ぴるち

美味しく食べるっち!

 

広州でお茶を入れてもらう行為とお礼の作法

中国茶の茶器
中国茶用の茶器セット

広州のレストランはお茶を注文して飲むのが一般的です。

中国茶を入れてもらうときに、ちょっとしたお作法があるのですがご存知でしょうか?

 

湯呑みにお茶を注がれたときのお礼

こぶしトントン
こぶしトントン。パンチじゃないよ。

広州のレストランでは、お茶専用のスタッフがいるお店があります。お茶の注文を受け、お茶の準備をして、お湯を入れ、お客さん一人一人の湯呑みにお茶を入れてくれるお茶専門のスタッフです。

飲茶屋さんで食事をしていて、自分の湯呑みにお茶がなくなったことに気づいてくれると、お茶スタッフがすぐにお茶を継ぎ足してくれます。(忙しいと毎回はやってくれません。元々やらないレストランもあります。)

そんな時に、知っているとちょっと自慢できるお礼の方法があります!

手で軽く握りこぶしを作り机を2回トントンと叩きます。

勝手に命名『こぶしトントン!』

こぶしトントンの方法


①手で軽くグーを作る

②手の甲を上に、手のひらを下に向ける

③机の平らな部分を手のひら下のままトントンと2回叩く

写真のような形でもっと握り方はふんわりと力を入れません!

机を軽く2回叩きます!中指が多いかなぁ。
 

「謝謝(シエシエ)」とお礼を言ってもいいですが、お友達との会話を中断することもなくお礼が言えるので、この方法を覚えておくと便利です。

広州の地元の方は普通にやっている所作で、これができるとなんだか自信がつきます。

ももぞう
ももぞう

『こぶしトントン』をすると広州に慣れている感が満載です!

中国茶器の湯のみは日本の湯のみと違ってサイズがとても小さいです。大きめの口で飲むとお茶を一口で飲み干せてしまいます。

中国茶を少し勉強しましたが、とても繊細で温度が1℃違ったり、数秒長く茶葉をお湯につけていると味が変わります。

温かいときに飲むのと冷めてから飲むのとでも味の違が変わってきます。

なのでその時の一番おいしいお茶が飲めるように茶器が小さく作られています。

小さな茶器にちょこちょことお茶を繰り返し入れて飲むのがこれまた楽しいです!

お湯を継ぎ足してもらうには

急須の蓋をずらす
急須の蓋をずらす

食事中にお茶を飲んでいてお湯入れのポット(急須)にお湯がなくなったときはどうすればいいでしょうか?

はい、答えは!

ポットの蓋を少しずらしておきます。

蓋がずれているとお湯がないサインです。

蓋をずらしたままポットを置いておくと、見つけたお茶専門のスタッフ(普通のスタッフ)がすぐにお湯を継ぎ足すか、お湯の入ったポットに取り換えてくれます。

ぴるち
ぴるち

簡単だっち!

 

広州のレストランの持ち込み事情

プーアル茶
プーアル茶

広州のレストランはだいぶ色々なものを持ち込むことができます。

広州のレストランに入ると、まずお茶のメニューから好きなお茶を選んで注文します。このお茶の茶葉は自分で持ち込むことができます!お茶代はお席代と一緒なので代金はとられます。

自分で持ち寄ったお茶でも、問題なく茶器とお湯が用意されるので、お気に入りの茶葉を持っていくのもいいでしょう。

お茶にこだわりがあるお友達は、安全な美味しいお茶をいつも持ってきてくれていました。

 

また、飲み物が持ち込みできます。コンビニで買ったペットボトルの水やジュースを机の上に出して堂々と飲んでも何も言われません。自分の飲み物を出してる人は非常に多いです。

更に、他店で買った食べ物を持ち込みできます。お友達の誕生日にケーキを買って、特に断りなく気軽に持ち込めました。

マクドナルドで他店で買ったお弁当を広げて食べている方がいました。丸ごと違うものを食べている人は数が減りますが、それでもマック以外でも何回も見たことあります。

飲み物と食べ物の持ち込みは、

マクドナルド、吉野家などのファストフードは大丈夫です。

刀削麺やワンタンメン屋さんなどの中国系チェーン店、個人店は大丈夫です。

飲茶屋さん、中華料理のレストランの大体は大丈夫です。(ホテルなど高級店はNGかもしれません)

ももぞうがお店に持ち込んでみたもの


・子ども用の離乳食、お菓子(これは日本でも大抵OKかと)

・コンビニで買ったペットボトルのお茶、水、ジュース

・お友達の誕生日用のケーキ

・屋台で買ったブドウ、みかん、焼きいも

・お土産でもらった日本のお菓子

ももぞう
ももぞう

料理を注文していれば、その辺りは特に気にしないのか、おおらかな文化です!

ぴるち
ぴるち

大人としての分別は持ったほうがいいっち!持ち込みだらけはオレはやらないっち!

 

広州の残った料理の扱い方

テーブルの上に蒸篭に入った小籠包とチャーシューと大根もちが乗っている
飲茶屋さんでランチ風景

広州は料理が残ったらどうしているでしょう。

中国では、ご馳走に満足した証に料理を残すと聞いたことはありませんか?

私は料理を残すのはもったいないなぁ。でも文化なんだよね。と思いながら広州に行きました。けれど実際に広州にいってみると、料理を残す様子を見たことがありません!

広州では料理が余った場合は、大抵持ち帰ります。残すなんてもったいない!といった感じで、中国の方が率先してパックに詰めて、みんなで分けて持ち帰ります。

なので、飲茶ランチで食べたい種類が多くて迷ったらまず頼んでしまいます。夕飯にすればいいや!の精神です。

会社の歓送迎会などでも、あえて多めに注文して少し残るようにして、皆が満足に食べた後、若者にちょっとしたお土産として持って帰ってもらったりします。

料理が余った場合は「打包(ダーバオ)」とスタッフに伝えると、プラスチックのパックを持ってきてくれます。レストランのスタッフが入れてくれたり、自分で入れたりします。

打包(ダーバオ)の発音


■包む
打包:dǎ baō(ダーバオ)

打包

■包んでもらえますか?
打包吗?:dǎ bāo ma?(ダーバオマ)

もっと丁寧な言い方はありますが、マを付けるだけで十分通じます。

安いお店でも高い高級なお店でも持ち帰れます。

スタッフが詰めてくれる場合は、何も言わないと全部の味がぐちゃぐちゃになる感じで詰め込まれるので、どれを持ち帰るか決めてから頼むといいでしょう。

パックは0.5元~1元程度とお手頃価格のため、料理ごとにもらってもいいかもしれません。

お茶を頼んで人数分お茶が来た時も、そのお茶は購入済みなので持ち買って大丈夫です。家にある茶器でお茶を楽しめます。

ぴるち
ぴるち

残さないって素晴らしいな!オレ感動したっち!

ももぞう
ももぞう

持ち帰り文化が日本より浸透していると思いました。ありがたいです!

 

広州特有の【テーブルマナー5点】のまとめ

広州特有の【テーブルマナー5点】はいかがでしたでしょうか?

中国に行ったことない方はもちろん、中国に行ったことがあっても北の方だと知らない文化かもしれません。

逆に広州しか知らないももぞうは、北に行ったら知ることが多いと思います。中国大きい国だなぁ。

広州特有の【テーブルマナー5点】のまとめ


・食事前にお茶で食器を洗う

・お皿はお椀皿を取り皿として使う

・お茶のお礼はこぶしトントン、急須は蓋をずらす

・飲み物や食べ物の持ち込みOK

・料理は残ったら「打包(ダーバオ)」で持ち帰る
  

ぴるち
ぴるち

これでオレも広州通になったっち!早速お茶のお礼にこぶしトントンするぞ!

ももぞう
ももぞう

色々とお伝えしましたが、あまりこだわらず良さそうな部分を取り入れて、広州のレストランをお楽しみください~!

以上、知っていると少し自慢できるテーブルマナーをお伝えしました。最後までお読みいただきありがとうございます!

どんな料理があるかは

■広東料理ってどういう料理?代表的な【5選】のメニュー紹介!

中国広州の広東料理、代表的な【5選】のメニュー紹介
中国広東省広州市は、名前の通り美味しい広東料理が有名です。広東料理とはどんな料理なのかの基本についてと代表的な料理を4種類をももぞうの体験と一緒にお伝えします。飲茶など日本人に親しまれた料理が多く、読んだ後は美味しい気持ちになれること間違いなしです!

広州の食以外でのおすすめはやっぱり買い物!世界の工場と呼ばれる中国。その中国の中でも工場がたくさん集まっている広州は市場、問屋街がいたるところにあります!

中国国内の市場にも広州から回っているものがたくさん!そのうちのひとつ

■広州の問屋街!【婚紗街(フンシャージエ)】のウェディングドレス市場で試着、購入してみた

広州の問屋街!【婚紗街(フンシャージエ)】のウェディングドレス市場に行って試着、購入してみた
中国広州市の問屋街を訪れたことはありますが?本記事では広州のウェディング市場【婚紗街】に行って、実際にウェディングドレスを購入した筆者の体験を元にお伝えします!街の雰囲気、ドレスの種類、価格などリアルな情報をお伝えします。

中国広州生活
プロフィール
ももぞう55

こんにちは!ももぞうです。
1歳と4歳の男児ふたりの母です。

中国の広州とブログ運営に興味がある方、いらっしゃいませ~❀
広州で2015年~2018年の3年間暮らしていたときの街の様子やお店などを体験談でお伝えします。日常生活、ブログ作りもポチっと書いていきます。

お気軽にご覧ください!
よろしくお願いいたします~(´ω`*)

ももぞうをフォローする
ももぞう55ブログ

コメント