中国広州の広東料理、代表的な【5選】のメニュー紹介

広東料理の食器がセットされている上にメニュー5個を表示してももぞうが説明している
ぴるち
ぴるち

オレ腹減ったっち!広東料理ってなんだ?

ももぞう
ももぞう

広東料理は中国南部の料理です!広州は飲茶の本場です(゚д゚)ウマー

今回は中国南部の広東料理について、中国の広州に3年間滞在した筆者視点でお伝えします!一言で美味しー!!

この記事でわかること

・広東料理がどんな料理かざっくり説明
・中国語普通語の調理単語の紹介
・広東料理の味付け
・広東料理の代表的な5つの料理の紹介

広東料理はどんな料理

広東料理という名前を聞いたことがあるでしょうか?

広東料理は広東省内の料理を指し、『食は広州にあり』ということわざがあるくらい、広州の人は食を大切にしています。

中国国内でも「 広州人は、空を飛ぶものは飛行機以外、地面を走るものは車以外、水の中のものは船や潜水艦以外、四つ足は机と椅子以外、二本足は人間以外なんでも食べる 」と言われています。

SARS(2003年~)が流行する前は、市場に野生動物が並んでいることもありましたが、現在では規制が厳しくなり、一般的な市場で見かけることはほぼありません。

それでも一般的な食材として、牛、豚、鶏、鳩、鴨、アヒル、羊、蛙、へび、うさぎ位は日常的なレストランでも扱っていて、街中でも食べられます!

ももぞう
ももぞう

市場にいっぱいいた可愛いうさぎたち。きっと観賞用かな?

調理法を表す単語は多い

大根もちを中華鍋で炒めている
大根もち作り中

中国語では調理方法を表す言葉が数多くあります。さすが食にこだわりが強い国、5000年の歴史ありというところでしょうか。

炒めると煮ると揚げるの言葉だけでも数多くあり、調理法によって使い分けられています。

■炒める系
・ 炒 (チャオ):強火で炒める
・清炒 (チンチャオ):塩で炒める
・煎 (ジャン):少量の油で焼く

■煮る系
・煮(ジュウ):スープで煮る
・炖(ドゥン):長い時間煮る
・煨(ウェイ):弱火で煮る
・焖(メン):揚げてから煮る
・烩(フイ):煮てから餡をかける
・干烧(ガンシャオ):辛みそで煮る
・红烧 (ホンシャオ):甘辛く煮る

■揚げる
・炸(ジャ):揚げる
・烹(ペン):揚げてから煮る
・油爆(ヨウバオ):油で揚げ炒める
・油淋(ヨウリン):油をかける
・干炸(ガンジャ):粉をつけて揚げる
・软炸(ルアンジャ): 衣をつけて揚げる

市場近くのレストランでは、食材を市場で買って、自分で調理法を伝えることもあるので少し知っておくと役に立ちます。

中国の方といくと言葉の心配がありません!でも中国の料理を知っている人と行くのがおすすめ。

ももぞう
ももぞう

レストランに中国のお友達と行ったら、その友人は普段全く料理を作ってなかったので調理法が伝わらなくて、伝えた本人も「イメージと違うの来た」と言っていました。

広東料理の味付けはあっさりで甘め

中国料理と聞くと辛いイメージを持つかもしれません。

ですが、広東料理は基本辛みは無く、甘口や塩、醤油味が多いです。調理方法は素材の味を生かした炒め物、蒸し物、煮る物が一般的です。

炒め物は、塩だけや調味料と合わせて一瞬で炒めるというシンプルな手法が多くあっさりした味付けです。

蒸し物は、蒸した食材にネギと醤油のソースをかけるなどの、コチラもあっさりした味付けです。

煮る物は、味を付けている料理が多く、長時間煮るチャーシューが有名です。

全体的にあっさりした味付けのものが多く、日本人の口に合いやすいでしょう。

広東料理の代表的な【5選】のメニュー

エビ餃子が4個蒸篭に入っている
エビ餃子

飲茶(点心)

広州といえば飲茶です!

多数の飲茶店がそびえており、安い価格で本場の味を体験できます。広州では、飲茶を朝食か昼食に食べるのが一般的です。

朝は個人商店の店の前で蒸かしていて、簡易的な容器やビニールに入れられて、さっとその場で串を指して食べたり、持ち帰りもできます。

昼はレストランの円卓で中国茶を飲みながら1~2時間くらいかけて、セイロに入った点心(エビ餃子、小籠包など)をゆっくりと楽しみます。

動物点心や🍑饅頭など種類が豊富で選ぶのが楽しい飲茶。日本では見たこともない種類もたくさんあり、何を食べるか迷ってしまいます。

最近は夜も飲茶があったり、24時間のお店も増えてきていますが、飲茶屋さんに行くときは飲茶をやっている時間を確認しておくと安心です。

ぴるち
ぴるち

飲茶は夜食べると思ってたぞ!本場は朝と昼の食べ物なんだな!

スープ(湯)

薬膳を入れた豚肉と山芋のスープ
薬膳スープ

広州の方はスープを毎日飲みます。日本でいうところの味噌汁のようなものかもしれません。

スープは野菜、肉(魚等)、生薬(クコの実、ナツメ、しょうが、ハト麦、山芋等)を入れ長時間煮だします。

透き通っていてあっさりした塩味が多いですが、黒米を入れたりして色がついたスープもあります。

街の食堂のランチセットなどには基本スープがつきます。

ももぞう
ももぞう

塩すら入れないお店もあります!素材が効いてる~って感じです

ぴるち
ぴるち

味薄いんだな!

チャーシュー(叉焼)

広東風に甘辛く味付けした豚肉のチャーシューが並んでいる
チャーシュー

チャーシューと言うと、ラーメンの中に入っているのを思い出す方が多いのではないでしょうか?

チャーシューは中国料理全般にありますが、広州辺りの南部地域では、ケバブのように甘辛く味付けをした豚肉を吊り下げて焼くチャーシュー屋も頻繁に見られ、チャーシューを愛している地域だと感じられます。

チャーシューは脂身が多い部位で、八角などの五香粉が使われているのが一般的です。上記のように肉が切られてお皿に盛りつけられます。

薬っぽい特徴的な匂いがあり苦手な方もいるかもしれません。私のお友達もチャーシューを避けている友人が何名かいました。

■五香粉
・八角(スターアニス)
・丁香(チョウジ/クローブ)
・肉桂(カシア)
・花椒(カホクザンショウ)
・小茴香(フェンネル)

香粉を使用していないお店もあるので注文するときに確認するといいでしょう。

土鍋飯【煲仔飯(バオズーファン)】

広州の地元名産の料理の土鍋御飯で卵と青菜が乗っている
土鍋飯

広州の地元の名物料理といえば、この土鍋飯【煲仔飯(バオズーファン)】です。

日本の釜飯と似ていて、専用の一人前の土鍋にお米と肉などの食材を入れて味を付けて炊きあげます。土鍋ごと提供されることが多く見た目がワクワクします!

専門のお店自体は街中にあまり多くありませんが、昔から地元民に愛されてきた御飯です。

腸紛(ちょうふん)

広東料理の名物の腸紛。卵と豚肉のオーソドックスな腸紛。
腸紛

これも広州の地元の名物料理、腸紛です。点心の一つですが、専門店も多いので紹介します。

字面を見ると少し恐ろしく感じるかもしれませんが、作り方は、米粉を溶かした水を薄く広げてそこに卵や肉などの食材を入れて蒸しあげます。トロトロもちもちとした触感は病みつきになります。

名前の由来は、豚の腸の姿に似ているからと言われています。

腸紛はわずか数分で出来上がるファストフードで、地元民に愛された日常的によく食べられる一品です。

ぴるち
ぴるち

腸紛はやっぱり見かけからの名前なんだな!少し怖いっち!

広東料理の代表的な【5選】のメニュー紹介のまとめ

広東料理の基本についていかがだったでしょうか?

広東料理の種類はまだまだたくさんあります。今回は広東料理の代表的な【5選】のメニュー紹介をお伝えしました。最後まで読んでいただきありがとうございます!

食べれば食べるほどはまっていく広東料理、今後もお伝えしていきます~

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こんにちは!ももぞうです。
1歳と4歳の男児ふたりの母です。

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広州で2015年~2018年の3年間暮らしていたときの街の様子やお店などを体験談でお伝えします。日常生活、ブログ作りもポチっと書いていきます。

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