広州で知っていると少し自慢できる食事のテーブルマナーをご紹介します!
簡単にできんのか?オレが広州通になれるっちか?
「自分、広州に詳しいですから(。-`ω-)キリ」的な風を吹かせられます😁
を詳しく書いてます。食器を洗うってどういうことだろ??(ΦωΦ)フフフ…
広州の食器セットの洗い方
ズバリ!広州では食事前に食器を洗います!
パッと聞くとどういうことだろうと頭をひねりますよね?それは、
飲茶屋さんなどのレストランにいくと一人ずつ食器がセットされています。平皿、お椀皿、湯のみ,箸(レンゲ)の4つが多いです。その食器たちは見た目は十分綺麗で、そのまま使用できそうです。
ですが、昔は食器具があまり清潔ではなかったので、自ら熱湯で洗う習慣ができ、広州では食器を洗う習慣が今も続いています。
8割方の飲茶屋さんで食器を洗うので広州にいくなら覚えておいて損はありません!
食器の洗い方
食器の洗い方の前に、食器を洗うためにはお茶(お湯)が必要です。
レストランでは最初にお茶を注文します。店員さんがお茶の準備をして持ってきたら、その一杯目を食器洗いに使います。お湯の場合もあります。
洗ったお茶を捨てるボウルを持ってきてくれるので、大きめのボウルが運ばれてきたら洗うんだなという認識でも問題ありません。
洗い方の手順は特に決まっていないのですが、下記の順番にやると洗いやすいです。中国人のお友達がやっていた手順です。
中国の北京からスライドしてきた日本人のお友達が、北京で飲茶屋さんに行っても食器を洗ったことはなかったそうで手順を知りませんでした。広東、広州の南の方だけの習慣です。
これがスムーズにできると広州の達人も同然です!
最近は食器が綺麗なので、洗わずにそのまま食器を使うレストランが増えています。
広州のお皿の使い方
広州のお皿の使い方は独特です。
飲茶屋さんでは一人分の食器セットに、湯のみ、箸、お椀皿、平皿が置かれています。レンゲやスプーンがあったり、平皿がもう一枚あったりもしますが、基本は4つです。
日本だと、お椀皿にはスープ類をよそり、平皿には取り分けた料理をよそる取り皿に使うことが多いですが、広州はお皿の使い方が日本と違います。
広州の方はお椀皿を平皿の上に重ねます。写真の④の平皿に③のお椀皿を乗せます。①の湯のみ(ティカップ)はテーブルの上です。
そしてお椀皿だけを取り皿として使い、平皿には料理をよそいません。
平皿は食べ終わった骨や皮、ティッシュなどのごみを置きます。
なので、お椀皿はスープ、チャーハン、点心など、全ての料理をこのお皿によそって食べます。平皿はあくまでごみ入れとして使い、お椀皿だけを利用すると広州人ぽい食べ方になります!!
なのですが、、、
実際にお椀皿だけで食べてみると、一つの料理を全て食べ終わってからしか次の料理をよそれず、大変不便です!
よそったスープを飲み干してからじゃないとチャーハンや点心がとれません。食べにくいったらありゃしない。
ということで
ももぞうは平皿も取り皿として使用しています!
オレも便利なほうがいいな!広州の人スゲーっち!
お椀皿に、スープ、お粥などの米、麺類をよそり、平皿には数種類の点心や野菜炒めなどの一品料理をよそります。
この『ザ・日本』の使い方は、お皿が2枚使えるので正直便利で食べやすい!!
お皿一枚だけを使う広州の作法を知ったばかりの頃は真似してお皿一枚だけで食べていたのですが、いつまでたっても慣れませんでした。
なのでしばらくしたらお皿を2枚使うようになりました。
広州の方は、お皿を重ねようが、別々にして両方のお皿を使おうが、どんな使い方をしても全く気にしません。何も言われることはないし、注目されることもありません。
なので好きに食べて大丈夫です!
食べやすい方法で食事を楽しみましょー!
美味しく食べるっち!
広州でお茶を入れてもらう行為とお礼の作法
広州のレストランはお茶を注文して飲むのが一般的です。
中国茶を入れてもらうときに、ちょっとしたお作法があるのですがご存知でしょうか?
湯呑みにお茶を注がれたときのお礼
広州のレストランでは、お茶専用のスタッフがいるお店があります。お茶の注文を受け、お茶の準備をして、お湯を入れ、お客さん一人一人の湯呑みにお茶を入れてくれるお茶専門のスタッフです。
飲茶屋さんで食事をしていて、自分の湯呑みにお茶がなくなったことに気づいてくれると、お茶スタッフがすぐにお茶を継ぎ足してくれます。(忙しいと毎回はやってくれません。元々やらないレストランもあります。)
そんな時に、知っているとちょっと自慢できるお礼の方法があります!
手で軽く握りこぶしを作り机を2回トントンと叩きます。
勝手に命名『こぶしトントン!』
「謝謝(シエシエ)」とお礼を言ってもいいですが、お友達との会話を中断することもなくお礼が言えるので、この方法を覚えておくと便利です。
広州の地元の方は普通にやっている所作で、これができるとなんだか自信がつきます。
『こぶしトントン』をすると広州に慣れている感が満載です!
中国茶器の湯のみは日本の湯のみと違ってサイズがとても小さいです。大きめの口で飲むとお茶を一口で飲み干せてしまいます。
中国茶を少し勉強しましたが、とても繊細で温度が1℃違ったり、数秒長く茶葉をお湯につけていると味が変わります。
温かいときに飲むのと冷めてから飲むのとでも味の違が変わってきます。
なのでその時の一番おいしいお茶が飲めるように茶器が小さく作られています。
小さな茶器にちょこちょことお茶を繰り返し入れて飲むのがこれまた楽しいです!
お湯を継ぎ足してもらうには
食事中にお茶を飲んでいてお湯入れのポット(急須)にお湯がなくなったときはどうすればいいでしょうか?
はい、答えは!
ポットの蓋を少しずらしておきます。
蓋がずれているとお湯がないサインです。
蓋をずらしたままポットを置いておくと、見つけたお茶専門のスタッフ(普通のスタッフ)がすぐにお湯を継ぎ足すか、お湯の入ったポットに取り換えてくれます。
簡単だっち!
広州のレストランの持ち込み事情
広州のレストランはだいぶ色々なものを持ち込むことができます。
広州のレストランに入ると、まずお茶のメニューから好きなお茶を選んで注文します。このお茶の茶葉は自分で持ち込むことができます!お茶代はお席代と一緒なので代金はとられます。
自分で持ち寄ったお茶でも、問題なく茶器とお湯が用意されるので、お気に入りの茶葉を持っていくのもいいでしょう。
お茶にこだわりがあるお友達は、安全な美味しいお茶をいつも持ってきてくれていました。
また、飲み物が持ち込みできます。コンビニで買ったペットボトルの水やジュースを机の上に出して堂々と飲んでも何も言われません。自分の飲み物を出してる人は非常に多いです。
更に、他店で買った食べ物を持ち込みできます。お友達の誕生日にケーキを買って、特に断りなく気軽に持ち込めました。
マクドナルドで他店で買ったお弁当を広げて食べている方がいました。丸ごと違うものを食べている人は数が減りますが、それでもマック以外でも何回も見たことあります。
飲み物と食べ物の持ち込みは、
マクドナルド、吉野家などのファストフードは大丈夫です。
刀削麺やワンタンメン屋さんなどの中国系チェーン店、個人店は大丈夫です。
飲茶屋さん、中華料理のレストランの大体は大丈夫です。(ホテルなど高級店はNGかもしれません)
料理を注文していれば、その辺りは特に気にしないのか、おおらかな文化です!
大人としての分別は持ったほうがいいっち!持ち込みだらけはオレはやらないっち!
広州の残った料理の扱い方
広州は料理が残ったらどうしているでしょう。
中国では、ご馳走に満足した証に料理を残すと聞いたことはありませんか?
私は料理を残すのはもったいないなぁ。でも文化なんだよね。と思いながら広州に行きました。けれど実際に広州にいってみると、料理を残す様子を見たことがありません!
広州では料理が余った場合は、大抵持ち帰ります。残すなんてもったいない!といった感じで、中国の方が率先してパックに詰めて、みんなで分けて持ち帰ります。
なので、飲茶ランチで食べたい種類が多くて迷ったらまず頼んでしまいます。夕飯にすればいいや!の精神です。
会社の歓送迎会などでも、あえて多めに注文して少し残るようにして、皆が満足に食べた後、若者にちょっとしたお土産として持って帰ってもらったりします。
料理が余った場合は「打包(ダーバオ)」とスタッフに伝えると、プラスチックのパックを持ってきてくれます。レストランのスタッフが入れてくれたり、自分で入れたりします。
安いお店でも高い高級なお店でも持ち帰れます。
スタッフが詰めてくれる場合は、何も言わないと全部の味がぐちゃぐちゃになる感じで詰め込まれるので、どれを持ち帰るか決めてから頼むといいでしょう。
パックは0.5元~1元程度とお手頃価格のため、料理ごとにもらってもいいかもしれません。
お茶を頼んで人数分お茶が来た時も、そのお茶は購入済みなので持ち買って大丈夫です。家にある茶器でお茶を楽しめます。
残さないって素晴らしいな!オレ感動したっち!
持ち帰り文化が日本より浸透していると思いました。ありがたいです!
広州特有の【テーブルマナー5点】のまとめ
広州特有の【テーブルマナー5点】はいかがでしたでしょうか?
中国に行ったことない方はもちろん、中国に行ったことがあっても北の方だと知らない文化かもしれません。
逆に広州しか知らないももぞうは、北に行ったら知ることが多いと思います。中国大きい国だなぁ。
これでオレも広州通になったっち!早速お茶のお礼にこぶしトントンするぞ!
色々とお伝えしましたが、あまりこだわらず良さそうな部分を取り入れて、広州のレストランをお楽しみください~!
以上、知っていると少し自慢できるテーブルマナーをお伝えしました。最後までお読みいただきありがとうございます!
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